【保存版】高齢の親の防災リュックは何を入れればいい?を保健師が解説!

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悩んでいる人
離れて暮らす親のために、防災リュックを準備しておきたい! そう思って調べ始めても、何をどれくらい入れればいいのか迷ってしまう…
基本用品に、親に必要なものを追加して考えると 準備しやすいですよ。 一緒に確認していきましょう!
保健師のひとこと

高齢の親の防災リュックの中身について

高齢者用防災リュックの中身についての画像

高齢の親の防災リュックであっても、基本になるのは、年齢に関係なく避難するときに必要になるものです。

そこへ、常用薬・眼鏡・補聴器・入れ歯・杖など、その人の生活に欠かせないものを追加します。

そのため、親が普段使っているものから考えていく必要があります。
保健師のひとこと

💡防災リュックの基本の中身はコレ!

最初に、避難するときに持ち出したい基本のものを確認してみましょう。

防災リュックに入れたい基本の12項目
NO. 基本用品
01飲料水
02非常食
03ライト
04ラジオ
05モバイルバッテリー
06携帯トイレ・防臭袋
07ホイッスル
08衛生・救急用品
09防寒・休息用品
10雨具・軍手・ヘルメット
11現金・身分証の控え
12緊急連絡先

防災リュックの中に入れたい基本の項目は上記の12種類です。

ここからは、1つずつの項目がなぜ必要なのか、どのようなことに注意して商品を選択するかについて解説していきます。

01飲料水

飲料水の画像

水は避難するときに欠かせません。

高齢になると、若い頃よりのどの渇きに気づきにくくなることもあります。ただし、水は入れれば入れるほどリュックが重くなります。

そのため持ち出し用には、500mlなど小さなペットボトルを複数本にすると扱いやすいでしょう。

注意
持ち出す水と備蓄する水は分けて考えましょう。 2Lのペットボトルを何本も背負う必要はありません。 防災リュックには避難時に必要な水を入れ、 残りは自宅で備蓄しておきましょう。

支援物資が届くまで時間がかかる場合もあるため、無理なく持ち運べる量と必要な備えのバランスが大切です。
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02そのまま食べられる非常食

非常食セットの画像

非常食は、保存期間が長いものが便利ではありますが、災害時はお湯や水を使えないことを考慮して、開けたらすぐ食べられるもので選びましょう。

非常食の例
ようかん
栄養補助食品
ゼリー
開けてすぐ食べられるもの

高齢の親の場合は、硬さや食べやすさも確認しておきたいところです。

POINT 01
お湯や水が使えるときは、アルファ米も選択肢

アルファ米は軽くて保存しやすく、ご飯として食べられるのがメリットです。
水分量によってやわらかさを調整できる商品もあるため、親の食べやすさに合わせて選びましょう。

03ライト

懐中電灯の画像

高齢になると暗い場所では段差や物につまずきやすくなるため、足元を照らせる懐中電灯やヘッドライトは防災リュックに入れておきましょう。

ヘッドライトは、両手を空けたまま移動できるのがメリットです。杖を使っている場合や、手すりにつかまりながら歩く場面でも使いやすくなります。

※電池式の場合は予備電池も一緒に確認し、定期的に点灯するか試しておきましょう。

04ラジオ

ポータブルラジオの画像

災害時は、停電や通信障害によってテレビやインターネットが使いにくくなることがあるため、スマホ以外の情報収集手段も持っておくと安心です。

ラジオがあれば、避難情報、被害の状況、ライフラインの情報、支援物資の情報を確認することができます。

高齢の親用に準備する場合は、本人が迷わず使えるかを優先しましょう。 ボタンが大きく、操作がシンプルなものがおすすめです。
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05モバイルバッテリー

スマホとモバイルバッテリーの画像

スマホは、離れて暮らす家族との連絡や災害情報の確認に欠かせませんが、停電が長引けば充電できなくなる可能性があります。

そのため、普段から持ち歩くスマホとは別に、防災リュックには充電手段としてモバイルバッテリーを入れておきましょう。

注意

モバイルバッテリーは入れておくだけではなく、 3か月に1回を目安に 子ども世代が充電残量や動作を確認しておきましょう。 帰省のタイミングなど、確認する時期を決めておくと忘れにくくなります。

06携帯トイレ・消臭袋

防災用トイレセットの画像

災害時には、断水などで自宅や避難所のトイレが使えなくなることがあります。また、避難所のトイレが混雑することも考えられます。

そのため、防災リュックにはすぐに使える携帯トイレを数回分入れておきましょう。

あわせて、使用後の携帯トイレを入れる消臭袋も準備しておくと、におい対策に役立ちます。

自宅には、携帯トイレと消臭袋を持ち出し用とは別に多めに備蓄しておくと安心です。

07ホイッスル

ホイッスルの画像

災害時、家具の転倒などで動けなくなる可能性もあります。

大きな声を出し続けることは、かなり体力を使いますが、ホイッスルがあれば、少ない力で周囲に自分の居場所を知らせることができます。

リュックの奥ではなく、すぐ手が届く場所につけておくと使いやすいです。
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08衛生用品・救急用品

衛生用品の画像

避難生活では、普段通りに手を洗ったり、お風呂に入ったりできるとは限りません。

最低限、以下のものは準備しておきましょう。

衛生用品・救急用品の例
ウェットティッシュ
からだ拭きシート
マスク
歯ブラシ・口腔ケア用品
絆創膏
包帯

高齢の親の場合は、口の中を清潔に保つことはとても大切です。

水を使いにくい場面も考え、口腔ケア用品は口腔ケアシートを用意すると便利です。

POINT 02
携帯用おしり洗浄もあると便利
断水時や避難所では、排泄後に十分に洗えないことがあります。携帯用おしり洗浄があると、少ない水でも清潔を保ちやすくなり、不快感や皮膚トラブルの予防にも役立ちます。

09防寒・休息用品

防寒・休息用品の画像

意外と忘れやすいのが、避難したあとの冷えや休息への備えです。

避難所では、体育館などの硬い床で過ごすことがあります。

若い人でもつらい環境ですが、高齢者は体力や筋力が落ちていることが多く、冷えや休みにくさが体調悪化につながりやすいため注意が必要です。

そこで準備しておきたいのが、体を労ることのできる用品です。

体を冷やさず、身体を休めるためのもの
アルミブランケット
エアーマット・簡易マット
携帯クッション

アルミブランケットはコンパクトに収納でき、体温を逃がしにくくするのに役立ちます。

エアーマットや簡易マットがあれば、床の硬さや冷たさを直接受けにくくすることができます。

高齢の親の防災では、避難してからの生活が辛いことが多いです。避難したら終わりではなく、避難先での生活が続くことを考慮して準備しておきましょう。

10雨具・軍手・ヘルメット

雨具・軍手・ヘルメットの画像

雨の中で避難する場合や、地震で物が散乱している場所を移動する場合に備えて、雨具・軍手・ヘルメットも準備しておきましょう。

雨具は、傘ではなく両手を空けたまま移動できるレインコートやポンチョがおすすめです。軍手は、避難時に手を保護するために役立ちます。

また、ヘルメットは落下物などから頭を守るために必要です。

かさばる場合は無理にリュックに入れず、リュックのそばに置き、すぐに着用できるようにしておきましょう。

11現金・身分証の控え

現金・身分証の控えの画像

災害時は停電や通信障害によって、クレジットカードやスマホ決済が使えなくなることがあります。

そのため、防災リュックには少額の現金も用意しておきましょう。

千円札などの小額紙幣、100円玉、10円玉など分けて入れておくと、公衆電話や買い物などで使いやすくなります。

また、避難先やその後の手続きで本人確認が必要になることもあります。

本人確認書類の例
身分証のコピー
保険資格が確認できる情報
銀行口座など必要な情報の控え

これらを普段持ち歩いている身分証とは別に、準備しておくとよいでしょう。

ただし、個人情報が多く含まれるため、リュックの外から見える場所には入れず、ファスナー付きのケースなどにまとめて保管しましょう。

現金や身分証は、すぐ使えることと、なくさないことの両方が大切です。
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12緊急連絡先

緊急連絡先の画像

災害時は、スマホの充電が切れたり、故障して使えなくなったりすることがあります。

また、強い緊張や混乱で、いつも覚えている電話番号がすぐに出てこないこともあります。

そのため、家族や支援者の連絡先はスマホの中だけでなく、紙でも準備しておくと安心です。

書いておきたいのは、子どもやきょうだいなどの家族、かかりつけ医、ケアマネジャーや利用している介護事業所、必要に応じて近所の頼れる人などです。

POINT03
名前・続柄や関係性も一緒に書いておく
名前・続柄や関係性も一緒に書いておくと、避難先で周囲の人が確認するときにも分かりやすくなります。紙は防水できるケースやチャック付き袋に入れ、防災リュックの中で場所を決めておきましょう。

🎒親に必要なもの追加して、防災リュックをカスタマイズしよう!

市販の防災セットには基本的な用品が入っていますが、その人にしか必要ないものまでは用意できません。

そのため、ここからは親の日常生活を想像しながら、普段使っていて欠かせないものを確認していきましょう。

人によって追加したいものは、以下の5つです。

人によって追加したいもの
NO. 追加したいもの
01常備薬と薬の情報
02眼鏡・補聴器
03入れ歯と保管ケース
04紙おむつ・尿取りパッド
05杖・歩行補助具

ここからは、1つずつの項目がなぜ必要なのか、どのようなことに注意して商品を選択するかについて解説していきます。

01常用薬と薬の情報

お薬とお薬手帳の画像

毎日薬を飲んでいる場合は、特に優先したい備えです。

薬そのものだけではなく、お薬手帳のコピーも一緒に準備しましょう。

避難先では、普段診てもらっている医療機関を受診できない可能性もあります。そのため、どんな薬を、どのように飲んでいるか伝えられるようにしておくことが大切です。

注意

防災用だからと自己判断で薬を分けたり、 多めに保管したりするのではなく、 持ち出し用の薬については 医師や薬剤師に相談 しておきましょう。

02眼鏡・補聴器

メガネと補聴器の画像

普段眼鏡を使っている人は、夜間の避難でもすぐ手に取れるようにしておきます。

必要であれば、今の視力に合う予備の眼鏡を準備する方法もあります。

補聴器の場合は、電池式であれば予備電池、充電式であれば充電器まで確認しておきましょう。

POINT04
補聴器は使い続けるための準備まで確認する
補聴器は、避難所でのアナウンスや周囲とのやり取りにも関係します。本体だけではなく、使い続けるために何が必要かまで確認しておくことがポイントです。

03入れ歯と保管ケース

入れ歯と保存ケースの画像

入れ歯がないと食べられるものが限られてしまったり、滑舌に関係したりしてしまうため、防災リュックに入れたいおきたいです。

食べたり話したりする際のストレスをできるだけ減らすためにも、保管ケースも一緒に準備しておきましょう。

また、避難生活では十分に歯磨きができないこともあります。

歯ブラシに加えて、必要に応じて口腔ケアシートなども用意しておくと安心です。

04紙おむつ・尿とりパッド

紙おむつと尿鳥パッドの画像

普段から紙おむつや尿取りパッドを使用している場合は、使い慣れた種類・サイズのものを準備しておきましょう。

使用後は、基本用品で紹介した防臭袋に入れ、しっかり口を閉じることで、においを抑えられます。

避難所に支援物資が届いても、普段使っている種類やサイズが手に入るとは限りません。防災リュックには当面必要な分を入れ、自宅にも余裕を持って備蓄しておくと安心です。

05杖・歩行補助具

杖の画像

普段から杖などを使っている場合は、災害時も持ち出せる場所に置いておきます。

防災用として使ったことのない折りたたみ杖を準備するのもよいですが、本人が使い慣れているものをすぐ持ち出せるのが一番安全です。

防災リュックは詰め込むより持てることが大切

必要そうなものを次々に入れていくと、防災リュックはすぐに重くなります。

しかし、災害時に自分で持ち出せなければ意味がありません。

準備したら、一度実際に背負って、自分で背負えるか、ふらつかずに歩けるかなどを確認してみましょう。

本人が安全に移動できる重さが優先です。重すぎる場合は中身を減らしたり、自宅備蓄に回したりして調整しましょう。
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防災リュックは定期的に見直そう

高齢の親の場合、必要なものは少しずつ変わっていきます。

そのため、以下のタイミングに合わせて中身を再確認するようにしましょう。

防災リュックの定期点検のタイミング
  1. 薬の内容が変わった
  2. メガネや補聴器を作り替えた
  3. 紙おむつを使うようになった
  4. 歩く力が弱まった

水や食品の期限やモバイルバッテリーの残量だけを見るのではなく、今の親の暮らしに合った中身になっているかも確認しましょう。

春と秋など、年に1〜2回見直す日を決めておくと続けやすくなります。

親にぴったりの防災リュックを準備して、もしもに備えよう

高齢の親の防災リュックに必要な中身について解説しました。

悩んでいる人
なるほど! 基本用品に親が普段使っているものを追加すればいいんですね。これなら準備できそうです!
この記事のまとめ
  • 基本用品に親本人に必要なものを追加する
  • 無理なく持ち運べる重さにする
  • 生活の変化に合わせて定期的に見直す
お母様と一緒に、避難生活をできるだけ安全かつ快適に過ごせるよう、少しずつ準備を進めていきましょうね。また、準備したら定期的に点検していきましょう。
保健師のひとこと